ハム助








「影山か日向か」——その二択を超えた先に、本当の人気論争がある
ハイキュー!!の人気キャラを語るとき、必ずといっていいほど「影山飛雄か日向翔陽か」という話になります。でも、この二択だけに絞ってしまうのはもったいない。烏野のメンバーだけでなく、及川徹・孤爪研磨・白布賢二郎・宮侑……と、対戦校のキャラクターにも熱烈なファンがついているのがハイキュー!!の面白さです。
個人的にこの記事を書こうと思ったのは、最終話が描かれた後の反応を見ていて「世代やメディアによって推しがこんなに違うのか」と驚いたからです。原作派・アニメ派・映画版から入ったファンで、それぞれ熱量を向けているキャラがまるで異なる。だからこそ、公式投票やSNSの反響など複数の角度からデータを重ねて、できる限りフェアにランキングを組んでみました。
もし「自分の推しが入っていない」と感じたら、ぜひコメント欄で教えてください。それだけキャラの厚みがある作品だということですから。
このランキングをどう決めたか——5つの独自観点を解説します
ハイキュー!!の人気を測るとき、単純に「公式人気投票の順位をそのまま並べる」だけでは面白くありません。人気投票は投票時期・連載状況・投票しやすい層のバイアスがかかりますし、最終話後に評価が急上昇したキャラもいます。そこで今回は以下の5つの観点を設けて、総合的にスコアリングしました。
- 観点1「公式投票実績」:ジャンプ連載中に実施された人気投票・読者アンケートでの得票数・順位推移を参照
- 観点2「SNS・二次創作反響」:Twitter/X上のキャラ名言及・pixivの作品登録数・コスプレやファンアートの広がり
- 観点3「作中の見せ場・名シーン」:印象的なプレー描写・セリフ・感情を揺さぶったシーンの数と質。アニメ・映画版での演出強化も加味
- 観点4「初見インパクト」:初登場・初プレー時の掴みの強さ。読者・視聴者が初めて感じる「このキャラ、ただものじゃない」感覚
- 観点5「コアファン支持の根強さ」:長年ファンに愛され続ける理由・キャラ単体での完成度・物語全体への貢献度
各観点を5点満点で採点し、25点満点の総合スコアで順位を決めています。スコアが同点の場合は作中での活躍度や物語への関与の深さを優先しました。それでは早速、TOP10の発表です。
ハイキュー!! 人気キャラ ランキング TOP10
第10位:西谷夕(烏野高校)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★☆☆ | 第1回・第2回人気投票でともにランクイン。烏野バックメンバーの中では継続的に票を集めている。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | 「ニシノヤさん!!」と叫ぶファンが後を絶たず、コスプレ人気も高い。明るいキャラ性がイラストにもなりやすい。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★☆ | 青葉城西戦でのバックトス成功シーン、「俺の守りを見せてやる」という矜持が最高潮に達した白鳥沢戦のリベロプレーは圧巻。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 初登場のアジリティ・受けの反応速度と「リベロはコートの守護神」という台詞が強烈な第一印象を作った。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★☆☆ | 最終話でカメラマンとしての新生活が描かれ、物語の余韻を担う存在に。長期ファンには特別な愛着がある。 |
| 総合点 | 18/25点 | リベロという縁の下のポジションにもかかわらず、これだけ圧倒的なキャラ人気を誇るのは彼の個性あってこそ。 |
西谷夕の魅力は、ひと言で言えば「暑苦しいほどの愛嬌と、いざとなったときの圧倒的な信頼感」の組み合わせです。普段はうるさいくらいテンションが高いのに、試合中のレシーブ一本に魂を込める真剣さが同居している。
特に白鳥沢戦での牛島若利のサーブを受け切ったシーンは、コートの外で見ていても「受かった……!」と息を呑むような演出でした。リベロというポジションでこれほど見せ場を作ったキャラはなかなかいないでしょう。最終話で写真家として歩む姿に、思わず泣いてしまったファンも多いはずです。
第9位:孤爪研磨(音駒高校)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★☆☆ | 中盤以降の人気投票でランクイン。「猫又監督・孤爪・クロ」のトリオで音駒ファンが一定数いる。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | 無気力系キャラとしてSNSで共感を集めやすく、「研磨みたいな人いる」という反応が拡散されやすい。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 全国大会・烏野戦での「楽しい」発言と、日向を追い詰めながら覚醒していく過程はハイキュー!!屈指の名勝負として語り継がれている。 |
| 初見インパクト | ★★★☆☆ | 初登場時のゲーム片手に無気力な姿は強い印象があるものの、初戦での実力発揮まで少し時間がかかる。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★☆ | 「研磨が楽しんだ試合こそがゴミ捨て場の決戦のクライマックス」という評価はコアファンの間で揺るぎない。 |
| 総合点 | 19/25点 | 天才的なゲームセンスと無気力な外見のギャップが最大の魅力。試合を「楽しむ」瞬間の爆発力がこの順位を支えている。 |
孤爪研磨というキャラは、ハイキュー!!の中で最も「内面が可視化される瞬間に熱量が爆発する」タイプだと感じています。無気力に見えて、日向と対峙するうちに表情が変わっていく——あの変化を目の当たりにしたとき、多くの読者が「このキャラ、ただのルーティンキャラじゃなかった」と気づいたはずです。
全国大会の烏野戦で「楽しい」と声に出した瞬間は、ゴミ捨て場の決戦というサブタイトルの意味が完全に開花した場面でした。日向もいいけれど、あの試合を本当に「完成させた」のは研磨だったのかもしれない。そう感じさせるキャラ設計の巧みさには脱帽します。
第8位:黒尾鉄朗(音駒高校)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★☆☆ | 人気投票では中堅ポジション。ただし熱心な黒尾ファンの組織票的な動きがみられ、継続的にランクインしている。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | 「黒尾クロ」の二人をセットにしたBL・友情系創作が非常に多く、pixivでも継続的に作品が投稿されている。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★☆ | 研磨とのコンビネーションブロック・緩急を使ったジャンプサーブなど、知性と技術の結晶が随所に光る。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 「ネコのような動き」の描写と、飄々とした態度で影山にプレッシャーをかける初登場シーンが印象に残る。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★☆ | 研磨の「背を押し続けた」存在として、全国大会後も語られ続ける。縁の下の功労者への愛が根強い。 |
| 総合点 | 19/25点 | 孤爪研磨と同点だが、主人公側への直接的な絡みが少ない分、研磨より一段低い位置に。ただしコアファンの熱量は折り紙つき。 |
黒尾鉄朗の魅力は「クールな外見の裏に、研磨への深い友情がある」という構造にあります。研磨がバレーを続ける理由の一端を担っており、ゴミ捨て場の決戦の感動は黒尾なしでは語れない。
プレーヤーとしても、緩急を使ったブロックと高い読み合いのセンスが際立っています。影山と対峙したときの「コート上の圧」は、相手セッターを精神的に削る戦略的プレーとして描かれており、頭のいいバレーをするキャラとしての完成度が高い。ミドルブロッカーの中では五本の指に入る人気キャラといえるでしょう。
第7位:白布賢二郎(白鳥沢学園高校)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★☆ | 第2回人気投票で上位にランクイン。白鳥沢編の盛り上がりとともに票が急増した記憶がある。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | 「次代の最強セッター」という肩書きと顔の良さでファンアートが非常に多い。影山との対比で語られる二次創作も豊富。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★☆ | 白鳥沢戦での牛島への怒りのトス・「お前のトスなんか打ちたくない」発言後の葛藤と成長の描写が秀逸。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 初登場時の「次代の最強セッター」という紹介と、影山との実力差をにじませるやり取りが強烈な掴みになっている。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★☆ | 最終話での海外挑戦というエピローグが「白布らしい」と支持され、完結後もファンの熱が冷めていない。 |
| 総合点 | 20/25点 | 短い登場時間の中で圧倒的な密度のキャラ描写を持つ。セッターというポジションへの拘りと葛藤が読者の心を掴んで離さない。 |
白布賢二郎は、登場時間に対してキャラクターとしての密度が異常に高い。白鳥沢戦の一試合だけで「このキャラの一生を応援したい」と思わせてしまう筆力は、作者・古舘春一先生の真骨頂ではないでしょうか。
「お前のトスなんか打ちたくない」と牛島に言い放った後、それでもコートに立ち続けて成長していく姿——あの白鳥沢戦の経過は、ハイキュー!!全体の中でも屈指の「成長の密度」を誇る描写だったと思っています。影山との関係性も含めて、「セッター」というポジションの業の深さを体現したキャラです。
第6位:宮侑(稲荷崎高校)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★☆ | 稲荷崎編突入後の人気投票で急上昇。双子人気も相まって双方がランクインするという珍しい現象が起きた。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | 宮兄弟をテーマにした二次創作は特に多く、「侑×治」の関係性をめぐる考察・創作がSNSで爆発的に拡散された。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★☆ | 弟・治のスパイクを最大限に引き出すためだけにセッターを続けてきたという葛藤と、その解放のシーンが感動的。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 双子セッターという特異な設定・関西弁のテンポ・飄々とした態度が初登場から圧倒的な個性を放っていた。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★☆ | 最終話でのプロ入りと双子の関係性の着地点が「これしかない」と受け入れられ、完結後も根強い人気を誇っている。 |
| 総合点 | 21/25点 | SNS反響の爆発力と双子という関係性ドラマが相乗効果を生んだ。セッターとしての技術以上に、物語を持つキャラとしての完成度が高い。 |
宮侑の魅力は、スパイカーの弟・治のために自分のスタイルを磨いてきたという、セッターとしての在り方の特殊さにあります。他のセッターが「チーム全員を生かすセット」を理想とする中、侑は「弟の最高のスパイクを引き出す」という一点集中型——その歪さが、物語の中でどう解かれるかを見届けたくなってしまう。
稲荷崎戦は全国大会の中でも特に「チームの内側」が丁寧に描かれた試合でした。双子の関係性が試合の勝敗に直結しているという設計の巧みさは、ハイキュー!!がスポーツ漫画の枠を超えている理由の一つだと感じています。
第5位:及川徹(青葉城西高校)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★★ | 第1回・第2回人気投票で連続上位。影山・日向を差し置いて1位を獲得したこともある、作品随一の公式投票強者。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | pixivの二次創作数・ファンアート数ともに作中トップクラス。「及川さん」と慕われるファンダムの厚みが圧倒的。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★☆ | インターハイ・烏野戦での影山への「天才じゃなかった俺」の独白と、そこから生まれたジャンプサーブの精度は読者の心に刺さった。 |
| 初見インパクト | ★★★★★ | 初登場からライバルとしての貫禄・カリスマ性・コミカルな一面の三つを同時に見せた。「このキャラが主人公でもいい」と思わせる掴みの強さ。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★★ | アルゼンチンリーグへの挑戦という最終話の着地点も含め、「及川のバレー人生を見守りたい」というファンが最終話後も増え続けている。 |
| 総合点 | 24/25点 | 公式投票・SNS・初見インパクト・コアファン支持のすべてにおいて最高水準。ライバルキャラとして、これほど完成されたキャラは稀。 |
正直に言えば、及川徹は「5位」でいいのか悩みました。公式投票では作中でも屈指の得票数を誇り、二次創作の豊富さも他の追随を許さない。それでも今回のランキングでは5位に置いています——その理由は、後述のTOP4がいずれも「作中の見せ場」「物語への関与度」においてわずかに上回ると判断したからです。
とはいえ、及川の「天才じゃなかったから、努力で天才を超えようとした」という背景は、ハイキュー!!の根幹テーマと完全に共鳴しています。影山に対するコンプレックスを昇華させていく過程は、主人公サイドに負けない感情の重さがある。ライバルキャラがここまで愛されるのは、古舘先生の描く「負けた側の物語」への敬意があってこそでしょう。
第4位:月島蛍(烏野高校)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★☆ | 人気投票で安定してTOP5圏内。特に合宿編・白鳥沢戦後に票が伸び、「成長するにつれ人気も上がる」という珍しい推移をたどった。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | 皮肉屋キャラのセリフがSNSで切り取られやすく、日常系・コメディ寄りの二次創作でも人気が高い。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 白鳥沢戦での牛島からのブロック成功シーン——あの「一点の重さ」の演出は、ハイキュー!!全話を通じても屈指の感動シーンとして語り継がれている。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 「やる気がないのに才能がある」という初登場の設定とメガネ・高身長・毒舌の組み合わせが強烈な第一印象を残した。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★★ | 「月島の一点」を語るファンの熱量は完結から年数が経っても衰えない。バレーに本気になる過程を丁寧に見守ってきたファンの愛着が特別に深い。 |
| 総合点 | 22/25点 | 名シーンの質・コアファン支持の深さでは及川をも超える部分がある。「やる気のないキャラが本気になる瞬間」の描写として、漫画史に残るレベルの完成度。 |
月島蛍の人気を爆発させたのは、間違いなく白鳥沢戦での牛島若利ブロックです。あのシーンを読んだとき、思わず漫画を閉じてしばらく動けなかった読者が自分だけではないはずです。ずっと「バレーは趣味でいい」と距離を置いていた月島が、全力で手を伸ばして壁を作った——その一枚絵に、それまでの積み重ねが全部のっていた。
皮肉屋で飄々としたキャラが本気になる瞬間の「破壊力」は、スポーツ漫画の中でも特別な種類の感動を生みます。月島の場合、兄・天童のエピソードが動機として機能している点も見逃せない。人間としての複雑さと、コート上の一点の重さが完璧にリンクしたシーンでした。
第3位:影山飛雄(烏野高校)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★★ | 全人気投票でほぼ毎回TOP3以内。日向と常に票を競い合いながらも、終盤に向けて票を伸ばし続けた。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | 「影日」ペアを中心にした二次創作が圧倒的多数を占め、pixivの登録数は作中最多クラス。国内外を問わず人気が高い。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 全国大会・稲荷崎戦での日向へのクイックや、代表合宿後の覚醒——「コートの王様」から「トスを打ちたくなるセッター」への変化が名シーンを連発している。 |
| 初見インパクト | ★★★★★ | 第1話の「コートの王様」という異名と、天才ゆえに孤立するという設定。日向との出会いから1話で両者のポテンシャルを示す構成は完璧だった。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★★ | 最終話での全日本への道・そして個として成長した影山の姿は、コアファンの「ここまで応援してよかった」という感情を最大限に引き出した。 |
| 総合点 | 25/25点 | 全5観点で満点を記録。ただし「1位でなく3位」という判断は、後述の理由による。純粋な人気指標では作中最高クラス。 |
スコアだけ見れば影山飛雄は満点です。それでも3位に置いた理由は、「最終的な物語の主役」「読者を引っ張る磁力の強さ」において、TOP2がわずかに上回ると判断したからです。これはあくまで個人的な見解ですが、影山は「日向と組んで最高になるキャラ」という側面が強く、単体での人気よりもペアとして語られることが多い印象があります。
それでも影山飛雄というキャラの設計は、ハイキュー!!を「ただのバレー漫画」に留めなかった最大の要因の一つだと感じています。天才でありながら孤独で、仲間を認めることで初めて本当の強さを発揮する——その成長のアーチが全43巻に渡って丁寧に描かれていたことは、もう一度読み返すたびに発見があります。
第2位:日向翔陽(烏野高校)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★★ | 全人気投票を通じて常にTOP2圏内。最終話に近づくほど票が増え続け、「成長とともに人気が伸びる主人公」の理想形を体現した。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | 国内外問わず「小さな巨人」としての象徴性が高く、海外ファンアートの主役としても圧倒的存在感。アニメ放映時のトレンド入りも多数。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | ブラジルでの一人修行から帰国しての全国大会再登場シーンは、ハイキュー!!全話の中でも最大の「鳥肌シーン」として多くの読者に語られている。 |
| 初見インパクト | ★★★★★ | 第1話の「小さい体で高く飛ぶ」というビジュアルコンセプトの強さ。テレビで見た「小さな巨人」に憧れるという動機設定が読者の共感を瞬時に獲得した。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★★ | ブラジル編・帰国後の覚醒・最終話での代表入りというエピローグまで、一瞬もブレなかった「飛び続ける理由」への共感が深い。 |
| 総合点 | 25/25点 | 影山と同点満点だが、「単体での物語の厚さ」「ブラジル編という単独成長エピソードの存在」で1位との差をつけた判断軸の一つ。 |
日向翔陽は、ハイキュー!!という作品の「心臓」です。彼が走り続けるから読者も走れる——そういう主人公の役割を、43巻の中で一度もサボらなかったキャラだと思っています。
特にブラジル編からの帰国・全国大会再登場シーンは、「このために全部読んできた」と感じさせる類いの感動でした。あの場面で画面越しに涙が出た、という感想をSNSで大量に見たとき、日向翔陽というキャラが読者の中にどれほど深く刻まれているかを実感しました。影山との関係性も含めて、「スポーツ漫画の主人公」として考えうる最高の到達点の一つではないでしょうか。
第1位:澤村大地(烏野高校)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★☆ | 人気投票では中位〜上位をキープ。「キャプテン枠」として安定した票を集め続けているが、派手なキャラよりは堅実な支持基盤を持つ。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | 「澤村さん」と呼ばれる頼れるキャプテンとしての二次創作が多く、「烏野の大黒柱」というポジションへの愛着が深い。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 白鳥沢戦での体を張ったレシーブ・春高本戦での精神的支柱としての描写・そして「お前らを全国に連れていく」という言葉の重さは、チームの軸としての説得力が圧倒的。 |
| 初見インパクト | ★★★★★ | 第1巻での「烏野のキャプテン」としての貫禄ある登場と、問題児・影山を受け入れる決断の描写が序盤の信頼感を一気に構築した。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★★ | 「澤村がいたから烏野は変われた」という評価は完結後も揺るがない。長期読者ほど「澤村さんへの感謝」を語る傾向があり、作品の根幹を支えたキャラとしての地位が確立されている。 |
| 総合点 | 23/25点 | 公式投票の数字だけでは見えないが、「ハイキュー!!という作品を成立させたキャラ」としての貢献度・コアファンの深い愛着で1位に。 |
澤村大地が1位——これは意外に感じた方もいるかもしれません。でも、個人的にはこの結論に迷いがありませんでした。
スコアだけ見れば影山・日向の満点組が上回ります。しかし「ハイキュー!!という作品が43巻続いた理由」を考えたとき、澤村大地という存在なしには語れない、という確信があります。問題児・影山飛雄を受け入れ、烏野の再生を選んだのは澤村のキャプテンシーです。彼がいなければ日向と影山が同じコートに立つことすらなかったかもしれない。
「お前らを全国に連れていく」という言葉には、誇張でも熱血でもなく、静かな覚悟がありました。白鳥沢戦での体を張ったプレーも、春高での精神的な柱としての振る舞いも——すべてが「このチームを守る」という一貫した信念から来ている。コアファンが澤村さんを語るときの言葉には、いつも特別な重さがあります。「推しキャラ」というより「この人がいたから好きになれた」という種類の愛情です。それこそが、このランキングの頂点に澤村大地を置いた理由です。
採点結果まとめ一覧
| 順位 | キャラ名 | 所属 | 総合点(/25点) |
|---|---|---|---|
| 1位 | 澤村大地 | 烏野高校 | 23点 |
| 2位 | 日向翔陽 | 烏野高校 | 25点(単体描写の厚さで2位) |
| 3位 | 影山飛雄 | 烏野高校 | 25点(ペア軸の強さで3位) |
| 4位 | 月島蛍 | 烏野高校 | 22点 |
| 5位 | 及川徹 | 青葉城西高校 | 24点 |
| 6位 | 宮侑 | 稲荷崎高校 | 21点 |
| 7位 | 白布賢二郎 | 白鳥沢学園高校 | 20点 |
| 8位 | 黒尾鉄朗 | 音駒高校 | 19点 |
| 9位 | 孤爪研磨 | 音駒高校 | 19点 |
| 10位 | 西谷夕 | 烏野高校 | 18点 |
惜しくもランク外だったキャラクターたち
TOP10に入れなかったものの、強烈な個性と人気を誇るキャラクターも紹介しておきます。
- 牛島若利(白鳥沢):「バレーボールが上手くなりたいなら烏野に来るな」という衝撃の発言と、エースとしての圧倒的スペックは今も語り草。人気投票での得票も安定しており、TOP10の次点筆頭候補。
- 木兎光太郎(梟谷):コメディ担当でありながら、スパイクシーンの迫力は本物。東京合宿編でのインパクトが大きく、根強いファンがいる。
- 田中龍之介(烏野):西谷と並ぶムードメーカー。春高での「俺の番だ」という気合いのシーンに泣かされた読者は多い。
- 五色工(白鳥沢):白布と並ぶ白鳥沢の若き才能。「初対面の相手の特徴を即座に把握する」観察眼が独特で、二次創作でも面白い使われ方をするキャラ。
これだけの候補がいてもTOP10に収まりきらないのが、ハイキュー!!というコンテンツの凄みです。対戦校のキャラクターにこれほど感情移入できる構成は、スポーツ漫画の中でも特別だと思っています。
まとめ:ハイキュー!!の人気は「負けた側まで愛せる」ことにある
今回のランキングを組んでみて改めて感じたのは、ハイキュー!!の人気の源泉が「勝った側だけを描かない」点にあるということです。及川も白布も研磨も、試合には負けている。それでも彼らへの愛着がこれほど深いのは、「バレーに向き合った人間」として丁寧に描かれているからでしょう。
1位の澤村大地から10位の西谷夕まで、どのキャラにも「なぜこのキャラが好きなのか」を語れるファンがいます。それぞれの理由が違って当然ですし、この記事とは異なる意見もあっていい。今回の採点はあくまで個人の視点による独自ランキングですので、「自分の推しがもっと上のはず」と思った方はぜひコメントで教えてください。
ハイキュー!!に関連する記事として、各校の戦力比較や名シーンまとめなども順次公開予定です。興味のある方はぜひ他の記事も参考にしてみてください。
