ハム助








「あのキャラが1位?」——地獄楽の人気論争に決着をつけたくて
地獄楽のアニメが放送された2023年、SNSで真っ先に話題になったのは「画眉丸と佐切、どちらが人気になるか」という議論でした。結果的にはどちらも爆発的な支持を集めたわけですが、だからこそ「実際のところ、どのキャラが一番愛されているのか」という疑問がずっと頭の中に残っていました。
公式の人気投票結果、pixivの二次創作件数、アニメ放送後のSNS反響——それらを改めて整理してみると、意外な順位変動があって面白い。特に原作ファンと、アニメから入ったファンとで「推し」がかなり異なる印象があります。今回はそのあたりも踏まえながら、地獄楽の人気キャラランキングを独自の観点で組んでみました。
順位に異論があるかたも、ぜひ最後まで読んでから判断していただけると嬉しいです。
このランキング、どうやって決めたか
地獄楽は「死刑囚と死刑執行人が最凶の島・仙境で生き延びる」という特殊な設定の作品です。そのため、単純な「強さ」だけでキャラを語るのは難しい。強くても報われないキャラがいれば、戦闘力よりも在り方そのものがファンを熱狂させるキャラもいる。だからこそ今回は、以下の5つの観点をバランスよく組み合わせて順位を決めています。
- 観点1「公式投票実績」:集英社ジャンプ+で実施された人気投票・読者アンケートでの得票傾向
- 観点2「SNS・二次創作反響」:X(旧Twitter)でのキャラ言及数・pixiv投稿数・コスプレ人気
- 観点3「作中の見せ場・名シーン」:印象的な戦闘・セリフ・感動シーンの数と質、アニメでの演出強化
- 観点4「初見インパクト」:初登場・初戦闘での掴みの強さ、読者が最初に感じる魅力
- 観点5「コアファン支持の根強さ」:長期ファンに愛される理由・キャラ単体での完成度・物語への貢献度
各観点を5点満点でスコアリングし、合計25点満点で順位を決定しています。それでは早速、ランキング本編へどうぞ。
地獄楽 人気キャラ ランキングTOP10
第1位:佐切(さぎり)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★★ | ジャンプ+の人気投票では常に上位にランクイン。アニメ化後の票数急増が確認されており、作品の顔といえる存在感を見せた。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | pixivの二次創作件数は作中キャラ最多クラス。アニメ放送期間中のXトレンド入りも複数回確認されており、コスプレ人気も断トツ。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 画眉丸との関係性の変化、仙境での極限状態での覚醒、「人を斬ることしかできない」という自己定義を超える瞬間など、名シーンが後を絶たない。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 初登場から「死刑執行人」という立場でありながら画眉丸に対して真摯に向き合う姿勢が、読者・視聴者の心を一瞬で掴んだ。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★★ | 物語のテーマである「人間とは何か」を体現するキャラとして、原作完結後も熱烈なファンが多い。長期的な支持が非常に安定している。 |
| 総合点 | 24/25点 | あらゆる観点でトップクラスの評価を獲得。地獄楽という作品の魅力を一身に背負ったヒロインとして、圧倒的な1位といえる。 |
佐切がこの作品のヒロインである理由を一言で言うなら、「変化し続ける強さ」にあると思っています。登場当初は「山田浅ェ門」の名を継いだ優秀な剣士であるものの、感情を押し殺した人物として描かれます。しかし仙境に足を踏み入れ、画眉丸との旅を続ける中で、彼女の内側が少しずつ溶けていく様子は、読んでいて胸が締め付けられるような感覚があった。
特に印象深いのは、戦闘の中で「斬ること」と「守ること」の間で揺れる場面です。剣士として生きてきた彼女が、それでも誰かのために刀を握り直す——その覚悟の重さが、ファンを長年引きつけてやまない理由ではないでしょうか。アニメ版でのMAPPA制作による戦闘作画の美しさも相まって、視覚的な魅力まで底上げされた印象です。
第2位:画眉丸(がびまる)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★★ | 主人公として人気投票での安定した上位獲得が続く。「小さい画眉丸」の愛称でファンに親しまれており、投票数も作品を通じて高水準を維持。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | 佐切とのカップリング作品がpixivで非常に多く、単体でも高い人気。ただし女性キャラ勢の二次創作に比べると若干のハンデがある印象。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 忍術と仙術の融合覚醒シーン、妻・ヤイへの想いを爆発させる場面など、バトル×感情の掛け合わせが随所で炸裂する。 |
| 初見インパクト | ★★★★★ | 第1話冒頭の処刑シーンから生還し「死ねない男」として登場するインパクトは抜群。読者の興味を一気に引きつける理想的な主人公デビューだった。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★☆ | 「妻のために生きる」という一貫した動機が共感を集め続ける。ただし佐切に比べると単体のキャラ人気で若干の差がある。 |
| 総合点 | 23/25点 | 主人公としての完成度は非常に高く、佐切との差は紙一重。物語の軸として揺るぎない支持を誇る2位。 |
「死にたいのに死ねない最強の忍」という設定だけでも十分すぎる掴みなのに、その上に「妻への純粋な愛」が乗ってくる。この組み合わせが画眉丸の強みだと感じています。最強の戦闘力と柔らかな内面という対比は、多くのファンが「かっこいい」と「可愛い」を同時に覚えられる稀有なキャラクター像を作り上げています。
仙術に目覚めるシークエンスは作中屈指の見せ場のひとつ。それまで「忍術」という枠組みの中で戦っていた彼が、仙境の理を取り込んで新たな次元の強さを手にする瞬間は、漫画的な興奮と物語的な必然性が見事に重なっていた。アニメで映像化された際に、多くの人が「ここはやばい」と口を揃えていたのもよく覚えています。
第3位:錐戸衛善(きりど えぜん)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★☆ | 人気投票で常に上位に食い込む実力派。特に男性ファンからの支持が厚く、主人公格に迫る票数を記録したこともある。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | 「最高にかっこいいサブキャラ」として言及されることが多く、アニメ化後のXでの反響も大きかった。コスプレイヤーの間でも人気がある。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 「屍仙」化していく中での葛藤と、それでも仲間を守ろうとする場面は作中最大の感情的見せ場のひとつ。最期の場面を忘れられない読者も多い。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 死刑執行人として登場した時点では「頼れる兄貴分」という印象だったが、仙境で本性と弱さが露わになっていく過程が読者を引きつけた。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★★ | 「錐戸が好きな人はとにかく熱狂的」という印象。彼の言葉や在り方を深く語るファンが多く、キャラ単体の完成度への評価は作中トップクラス。 |
| 総合点 | 22/25点 | 感情的な深みと男としての格好よさを兼ね備えた3位。コアなファン支持の強度という点では、1・2位に引けを取らない。 |
錐戸衛善というキャラクターについて語るとき、どうしても「あの場面」を抜きにはできません。屍仙化という避けがたい運命に抗いながら、それでも自分の意志を手放さないその姿——「人間とは何か」を問う地獄楽というテーマが、彼の物語に凝縮されているようにさえ感じます。
頼れる上位の剣士でありながら、弱さや迷いを隠さないという人間的な側面が、読者との距離をぐっと縮めているのでしょう。「完璧な強さ」ではなく「折れながらも立つ強さ」——そこに共鳴するファンが多いからこそ、コアな支持の根強さでは作中随一の評価を与えました。
第4位:タオ(道)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★☆☆ | 単独キャラとしての投票実績はやや控えめだが、「仙境側のキャラ」としてはトップクラスの票数を誇る。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | 神秘的なビジュアルとキャラ設定がファンアートを生みやすく、アニメ放送後に一気に注目度が上昇した。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★☆ | 「タオ」という概念を体現した戦闘描写や、仙境の謎に迫るシーンでの存在感は圧倒的。世界観の核心に触れるキャラだけあって見せ場の密度が高い。 |
| 初見インパクト | ★★★★★ | 仙境の「神」として登場した際の、人智を超えた雰囲気と造形美は読者に強烈な印象を残した。「何者なんだ」という引きが非常に強いキャラ。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★☆☆ | 設定や背景への深い理解が必要なため、ライトユーザーよりもコア読者から強く支持される傾向がある。 |
| 総合点 | 19/25点 | 仙境側キャラとしては別格の存在感を誇る4位。初見インパクトと世界観への貢献度で他のキャラとの差別化に成功している。 |
地獄楽という作品は、仙境という「異界」を舞台にしているがゆえに、その世界の住人たちのビジュアル・設定が人気を左右します。その中でもタオは、作品世界の根幹にある「タオ(道)」という概念を文字通り体現した存在として、圧倒的な神秘性を持っています。
初登場シーンで「これは何?」と思わせる力——あの引きの強さは、作品全体を通しても特別な位置にある。人間ではない存在の美しさと恐ろしさが同居するビジュアルは、ファンアートの題材としても非常に映えるため、SNS上での二次創作人気を底上げしているのでしょう。
第5位:山田浅ェ門仙汰(やまだあさえもん せんた)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★☆ | 人気投票で安定した上位をキープ。「地獄楽の空気を和らげる存在」として読者に愛されており、票数の安定感が光る。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | コミカルなシーンと真剣な場面のギャップがSNSで話題になりやすく、アニメ版での演技も好評を博した。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★☆ | 仙境での成長過程、「弱い剣士が生き延びるための知恵と判断」を見せる場面が丁寧に積み重ねられている。 |
| 初見インパクト | ★★★☆☆ | 初登場時は「頼りない見習い」という印象が強く、主要キャラとして認識されるまで少し時間がかかった。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★☆ | 「弱くても諦めない」というテーマを体現するキャラとして、原作ファンからの支持が根強い。成長物語として読むと特に刺さる。 |
| 総合点 | 19/25点 | タオと同点だが作中での活躍の密度で5位に判定。「成長キャラ」としての完成度が高く、幅広い層から支持されている。 |
仙汰は、地獄楽という作品が持つ「弱者の視点」を担う重要なキャラクターです。画眉丸や佐切のような突出した戦闘力はない。しかしだからこそ、読者が感情移入しやすいポジションにいる。「自分が仙境に放り込まれたら、きっとこういう状況になる」という共感の受け皿になっているキャラだと感じています。
特に、仙境での経験を通じて「剣士としての自分」と向き合う場面の積み重ねは、地味ながらじわじわと心に刺さる。大きな見せ場は少なくても、読後に「そういえば仙汰が好きだな」と気づく——そういう種類の人気の持ち主です。
第6位:礼子(れいこ)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★☆☆ | 人気投票でのランクインは中位だが、女性キャラの中では安定した支持を受けている。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | そのビジュアルの個性と「元罪人」という設定が話題を呼びやすく、コスプレでも人気が高い。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★☆☆ | 仙境での戦闘シーンや、仲間との関係性の変化を描く場面に見せ場が集中。感情的な深みのあるシーンが印象に残る。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 死刑囚として登場した際の「強くて危険な女性」という印象が強烈。読者に「このキャラを追いかけたい」と思わせる登場の仕方だった。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★☆☆ | ファン層はやや限定的だが、好きな人の熱量は非常に高い。キャラとしての完成度は高く評価されている。 |
| 総合点 | 17/25点 | ビジュアル面とキャラクターの個性で存在感を発揮する6位。刺さる人には深く刺さるタイプの人気キャラ。 |
礼子は「怖い女性キャラ」という一面と、仙境での経験を通じて見えてくる「本当の姿」のギャップが魅力のキャラです。最初に感じる「近寄りたくない」という印象が、物語の進行とともら変化していく過程——その落差を楽しめる読者にとっては、間違いなく「推し」になりうる存在でしょう。
第7位:桐馬(きりま)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★☆☆ | 人気投票では中位にランクイン。戦闘描写を好む読者からの支持が厚い傾向にある。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★☆☆ | 「無口系最強キャラ」として一定のファン層を持つ。ファンアートも少なくないが、上位キャラとの差は大きい。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★☆ | 圧倒的な剣技と「語らない強さ」を体現する戦闘シーンは非常に印象的。強さの説得力という点では作中トップクラス。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 登場直後から「明らかに格が違う」という空気を醸し出すキャラ。最初の戦闘シーンで読者を圧倒した。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★☆☆ | 「強くてかっこいい」という点ではファンに愛されているが、感情的な深みという面ではやや物足りなさを感じるファンもいる。 |
| 総合点 | 17/25点 | 礼子と同点だが戦闘シーンの印象の強さで7位に判定。「かっこいい強者」枠では作中最高峰。 |
桐馬の魅力は、セリフの少なさに反比例する戦闘の説得力にあります。多くを語らないからこそ、その剣が語る——そういう「無口系最強キャラ」の美学を体現したキャラとして、特定の層から熱い支持を受けています。アニメ版での彼の動きは、作画班の気合が特に感じられる仕上がりになっていたと思います。
第8位:ヌル
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★☆☆ | 敵キャラとしては異例の高票数を記録。「敵なのに好き」という声が多く、人気投票でも上位の常連。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | そのユニークな造形と性格がファンアートを生みやすく、二次創作の数は仙境キャラ随一のレベル。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★☆☆ | 仙境の「守護者」として立ちはだかるシーンは存在感十分。ただし感情的な深みという面では他のキャラに一歩譲る。 |
| 初見インパクト | ★★★★★ | 初登場時の「何者だこれは」という衝撃は作中屈指。仙境というステージの恐ろしさを体現する存在として強烈な印象を残した。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★☆☆ | 「好きだけど語りにくい」という不思議な立ち位置を持つキャラ。ある意味で地獄楽らしさを象徴する存在として愛されている。 |
| 総合点 | 17/25点 | 3キャラが同点の中、初見インパクトの突出した強さで8位に。仙境サイドのキャラとして二次創作での人気が際立つ。 |
ヌルは「敵キャラ枠」でありながら、ファンから愛されるという稀有な立ち位置のキャラです。その独特の造形と、どこか哀愁を感じさせる存在感が、読者の心の中に引っかかりを残す。「なぜこんなに好きなんだろう」と自分でも整理しきれない——そういう種類の魅力を持っています。
第9位:花鳥(かとり)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★☆☆ | 人気投票での順位は中位だが、「好きなキャラを一人挙げるなら」という層からの票が根強く入り続けている。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★☆☆ | コスプレ人気は中程度。ただし「刺さった人の熱量」という点では非常に高く、熱狂的なファンがいる。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★☆ | 「罪と罰」という重いテーマに向き合うシーンが印象的。自らの過去と向き合いながら戦う姿が感情的な見せ場を作り出している。 |
| 初見インパクト | ★★★☆☆ | 登場時は「存在感のある脇役」という印象だったが、物語が進むにつれて評価が上がっていくタイプのキャラ。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★☆ | キャラとしての完成度が高く、物語テーマへの貢献度も大きい。「通好みの良キャラ」として愛されている。 |
| 総合点 | 16/25点 | 派手な人気ではないが、コアなファンに深く愛される9位。物語への貢献という観点では上位キャラに引けを取らない。 |
第10位:杠(ゆずりは)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★☆☆ | 人気投票では中堅に位置するが、アニメ化後に票数が伸びた経緯がある。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★☆☆ | その容姿と「仙術使い」という特殊性から、ファンアートの題材になりやすい。アニメ版の配色が話題になった。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★☆☆ | 仙術の知識を活かした場面や、他キャラとの関係性の変化を描くシーンに印象的な場面が集中している。 |
| 初見インパクト | ★★★☆☆ | 初登場時の「謎めいた人物」という印象が読者の興味を引いたが、インパクトという意味では上位キャラに届かない。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★☆ | 「地獄楽の世界観を理解した上で好きになるキャラ」として、深読みするファンからの支持が根強い。 |
| 総合点 | 15/25点 | 全体的にバランスの取れた評価を得ており、安定した10位。作品を深く読み込んだファンほど評価が上がるキャラ。 |
杠は、地獄楽という作品の「仙術・タオ」という世界観的な核心部分に触れられる数少ない視点キャラのひとりです。物語の謎を解くための重要な役割を担いながら、同時に自分自身の存在意義にも向き合う——そういう複合的な役割を担うキャラとして、深く作品を読んでいるファンほど評価が高くなる傾向があります。
惜しくもランク外——11位以降の注目キャラ
TOP10に入れることはできませんでしたが、どうしても名前を挙げておきたいキャラがいます。山田浅ェ門巌西(がんさい)は、「漢気」と「破天荒さ」が同居するキャラとして一部のファンから熱狂的に支持されており、投票結果でも健闘が目立ちました。また、民谷巌鉄斎(たみやいわてつさい)は「極悪人としての完成度」という点で作中随一のキャラとして語られることが多く、好き嫌いは分かれるものの、その存在感はランキングに入れても遜色ない。
地獄楽はメインキャラ以外の掘り下げも丁寧な作品なので、「脇役だと思っていたキャラが実は一番好きだった」という現象が起きやすい。TOP10に入れなかったキャラにも、それぞれの魅力があることを補足しておきたいです。
採点結果の総合まとめ
| 順位 | キャラ名 | 総合点(/25) |
|---|---|---|
| 1位 | 佐切 | 24点 |
| 2位 | 画眉丸 | 23点 |
| 3位 | 錐戸衛善 | 22点 |
| 4位 | タオ | 19点 |
| 5位 | 山田浅ェ門仙汰 | 19点 |
| 6位 | 礼子 | 17点 |
| 7位 | 桐馬 | 17点 |
| 8位 | ヌル | 17点 |
| 9位 | 花鳥 | 16点 |
| 10位 | 杠 | 15点 |
上位3キャラと4位以下の差が大きく開いているのが、今回の採点結果の特徴です。佐切・画眉丸・錐戸という「三強」の突出した人気は、公式投票・SNS反響・名シーンの多さという複数の観点が重なり合って生まれています。一方で4〜8位は僅差で並んでおり、「好みによって大きく順位が変わる」層が形成されているのが地獄楽という作品の面白いところでしょう。
まとめ:地獄楽は「キャラに惚れる」作品だった
今回、地獄楽の人気キャラランキングを5つの観点で採点してみて改めて感じたのは、この作品のキャラクターたちが「生きている」ということです。強さで魅せるだけでなく、弱さや迷いを丁寧に描くことで、読者の感情を深く揺さぶってくる。そういうキャラクター造形の上手さが、原作完結後も根強いファンを生み続けている理由ではないかと思っています。
今回のランキングはあくまで個人的な採点ですので、「自分の推しが低い!」というご意見もあるかと思います。それでいい。地獄楽は人によって「一番好きなキャラ」が全然違う作品ですし、その多様性こそが作品の豊かさを証明しているとも言えます。
もし「地獄楽の世界観や設定についてもっと詳しく知りたい」という方は、仙境の謎・タオの概念・仙術と忍術の違いを解説した記事もあわせてご覧ください。また、地獄楽と同じく「和風アクション×深いテーマ性」を持つ作品にご興味があれば、関連する作品比較記事も参考にしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
