「炭治郎が一番人気に決まってる」——本当にそう言い切れますか?
鬼滅の刃の人気キャラランキングを調べ始めた瞬間、最初にぶつかる壁がある。「みんなが好きなキャラ」と「熱狂的に推されているキャラ」が、実はかなり違うという事実だ。
公式の人気投票結果を見ると、煉獄さんが突如として上位を席巻した時期があった。あの無限列車編の衝撃がどれほど大きかったか——映画公開後にSNSが追悼ツイートで埋まったあの夜を覚えている方も多いと思います。一方で、善逸や伊之助のような存在は「キャラ人気は高いのに投票では伸びにくい」という不思議な傾向があって、単純に票数だけで語れないのが鬼滅のキャラ人気の面白いところだと感じています。
今回のランキングは、そういった「なぜ人気があるのか」の構造まで掘り下げることを目的にしています。公式投票の数字だけではなく、SNSでの反響・作中の名シーン・初登場のインパクト・長年のコアファン支持という5つの観点からスコアをつけ、独自に順位を組みました。異論がある方もいると思いますが、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
このランキングをどうやって決めたか——5つの観点と採点基準
鬼滅の刃の人気を語るうえで、「強さ」だけで順位をつけるのは少し違うと思っています。上弦の鬼を単独撃破した柱が必ずしも一番人気とは限らないし、むしろ「弱いのに全力で戦う姿」が刺さるケースの方が多い作品でもある。そのため今回は以下の5軸で各キャラを評価しました。
- 公式投票実績:ジャンプ連載中に実施された人気投票・読者アンケートでの順位・得票数の推移
- SNS・二次創作反響:Twitter/X言及数・pixiv作品数・ファンアート・コスプレ人気の広がり
- 作中の見せ場・名シーン:印象的な戦闘・セリフ・感動シーンの数と質、アニメ化での演出強化の恩恵
- 初見インパクト:初登場・初戦闘での掴みの強さ、読者・視聴者が最初に感じる魅力
- コアファン支持の根強さ:長期ファンに愛される理由、キャラ単体としての完成度と物語への貢献
各観点は5点満点。25点満点のスコアで総合評価し、高い順に並べています。同点の場合は作中での活躍頻度と物語への影響度を加味して判断しました。
それでは早速、ランキングを見ていきましょう。
鬼滅の刃 人気キャラ ランキングTOP10
第1位 煉獄杏寿郎(炎柱)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★★ | 第1回人気投票では4位だったが、無限列車編アニメ化後の第2回では1位を獲得。票数・インパクトともに圧倒的だった。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | 「煉獄さん」のトレンド入りは映画公開時に複数回。pixivのイラスト数も柱の中でトップクラスを維持し続けている。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 猗窩座との死闘、「心を燃やせ」の台詞、炭治郎への「お前のお母さんは素晴らしい」の言葉——どれも鬼滅屈指の名場面として語り継がれている。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 列車内での戦闘シーン初登場時、圧倒的な炎の呼吸と姿勢の美しさで「この人が最強格か」と思わせる掴みがあった。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★★ | 作中で死亡するにもかかわらず支持が衰えないのは、その死が「敗北ではなく勝利」として描かれた脚本の巧みさゆえ。 |
| 総合点 | 24/25点 | 5軸すべてにおいて最高水準。鬼滅の刃という作品を語るうえで外せない、象徴的な存在だと思います。 |
正直、煉獄さんをランキングの頂点に置くことに迷いはありませんでした。
無限列車編の映画が公開された翌日、SNSは「煉獄さん」という名前で溢れかえった。悲しみと敬意が入り交じったあのムードは、一つの作品キャラクターが生み出せる感情の振れ幅として、漫画・アニメ史に残るレベルだったと感じています。「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ」——あの台詞を聞いたとき、思わず手が止まった。セリフ一つで世界観を更新するような力がある。
そして何より印象的なのは、彼が「死んでから」さらに人気が上がったという事実です。通常、キャラクターは退場すると存在感が薄れていくもの。しかし煉獄さんは違った。後の柱稽古編・最終決戦においても炭治郎の精神的支柱として機能し続け、「生きていたら…」という想像をファンに与え続けた。その不在の存在感こそが、この圧倒的な人気の源泉ではないでしょうか。
第2位 竈門炭治郎(主人公)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★★ | 第1回人気投票で1位を獲得。主人公票が集中しやすい傾向もあるが、得票数の圧倒的な多さは本物の支持を示している。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | pixivでのイラスト総数は全キャラ随一。コスプレ人気も高く、市松模様の羽織は鬼滅を代表するビジュアルアイコンとなっている。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 累計戦闘シーンの質と量は全キャラトップ。特に遊郭編での鬼化・上弦の鬼との対峙、最終決戦での鬼舞辻無惨との戦いは作品の核心。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 1話の冒頭、雪の中で妹を背負う炭治郎の姿は「この少年を応援したい」という感情を即座に引き出す完璧な導入だった。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★☆ | 主人公ゆえにアンチも一定数いるが、「正直で真っすぐすぎる」という個性が逆に唯一無二の魅力として定着している。 |
| 総合点 | 23/25点 | 全軸で高水準を維持する主人公の鑑。煉獄さんとの1点差は「コアファンの熱量の尖り方」の違いと見ています。 |
炭治郎が人気なのは当たり前——そう言ってしまうのは少し惜しい気がします。
少年漫画の主人公として、炭治郎は非常に異色の存在です。「優しすぎる」「人を疑えない」「敵の鬼に泣きながら謝る」——こういった行動が「弱い」と映る読者もいる一方で、その優しさがそのまま強さの源泉に繋がっているという描き方が徹底されている。遊郭編での堕姫・妓夫太郎との戦いで鬼化しながらも禰豆子への呼びかけで正気を取り戻すシーンは、炭治郎というキャラクターの本質を凝縮したような場面でした。
一方で、煉獄さんに1点及ばなかった理由も正直に書いておきたい。炭治郎は「作品全体を通じて愛されるキャラ」ですが、特定のシーンや瞬間への熱狂という点では煉獄さんの方が突出していると感じています。長く広く愛されるか、特定の瞬間に熱く爆発するか——その違いが今回のスコアに表れたと思っています。
第3位 我妻善逸(鬼殺隊・雷の呼吸)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★☆ | 第1回・第2回ともに上位5位以内をキープ。炭治郎・煉獄に肉薄する得票数を誇り、女性ファンからの支持が特に厚い。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | 「善逸かわいい」「寝てる時だけ強い」などのネタ要素がSNSで拡散しやすく、ファンアートの量・バリエーションともにトップクラス。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 那田蜘蛛山での響雷光壱型・霹靂一閃 神速は「初めて善逸が本気を出した瞬間」として視聴者を震わせた。アニメの作画クオリティが特に高かった。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | ビビりで号泣するキャラとして登場しながら、稀血の少女を守り抜く姿の落差が「このキャラは只者じゃない」という期待を植え付けた。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★☆ | 禰豆子への純粋な想いと最終決戦での活躍が「ずっと推してきてよかった」という満足感をファンに与えた。 |
| 総合点 | 22/25点 | 笑いと感動の振れ幅が最大のキャラ。「ギャップ萌え」という言葉がこれほど似合うキャラも珍しい。 |
善逸の人気の核心は、「弱く見える存在が全力で誰かを守る」という普遍的な感動にある、と個人的には思っています。
那田蜘蛛山での霹靂一閃。眠ったまま放たれるあの一撃は、アニメ第19話の演出と組み合わさってとんでもない破壊力でした。それまでずっと泣いていた善逸が、眠りに落ちた瞬間だけ静かになる——その静けさの意味が、あのシーンで一気に解き放たれる。声優・下野紘さんの演技も相まって、SNSでは「鳥肌が止まらない」という反応が溢れかえりましたよね。
また、善逸は二次創作との相性が抜群という側面も見逃せません。ギャグシーンが多いがゆえに「いじりやすい」キャラとしてファンアートの題材になりやすく、それがさらに認知を広げるという好循環がある。pixivの作品数は単独キャラとしても上位に位置し続けています。
第4位 冨岡義勇(水柱)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★★ | 第1回人気投票で2位を獲得。後に煉獄・善逸に票を奪われる形になったが、序盤から一貫して高得票を維持する安定感がある。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | 「義勇推し」を宣言するファンの根強さはシリーズ屈指。花江夏樹さんの声と相まって、コスプレ・グッズ需要も終盤まで高水準を保った。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★☆ | 最終決戦での無惨戦での活躍、炭治郎への「俺は嫌われている」という告白シーンは義勇の内面が初めて開かれた瞬間として泣けた。 |
| 初見インパクト | ★★★★★ | 第1話・第2話で炭治郎の前に現れた瞬間から「この人が主人公に並ぶ存在だ」と視聴者に思わせる圧倒的な佇まいがあった。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★★ | 口下手・不器用・誤解され続けるキャラという設定が「分かってあげたい」という保護欲を刺激し続ける。長期ファンの熱量は全キャラ中でも特別だ。 |
| 総合点 | 22/25点 | 善逸と同点だが、初登場インパクトとコアファンの根強さで「最初からずっと推し続けてきた」層の支持が厚い。 |
義勇さんほど「誤解されたまま愛されるキャラ」も珍しいのではないかと思っています。
第1回人気投票で2位という結果は、連載序盤からいかに強烈な印象を残していたかを物語っています。しかしその後、煉獄・善逸・伊之助に票を分散されながらも、義勇への支持は揺るがなかった。それはなぜか——「この人を誰よりも分かってあげたい」という、一種の使命感を与えるキャラクターだからだと感じています。
義勇さんが「俺は嫌われている」と語ったあのシーン。誤解されたまま戦い続けてきた孤独が一瞬だけ表面に出た、あの台詞の重さは凄まじかった。それまでの「クールで無口」という印象がすべて積み重なって、あの一文に爆発したような感覚。長年の義勇ファンがあのシーンを見て泣いた、という声はSNSで本当に多く見かけました。
第5位 嘴平伊之助(猪頭・獣の呼吸)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★☆ | 公式投票では常に上位5〜10位に位置。素顔の可愛さが判明してからファン層が一気に拡大した経緯がある。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | 「素顔かわいい」「なんで猪頭なの」というネタがSNSで繰り返し拡散。善逸との掛け合いシーンのファンアートも膨大な数がある。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★☆ | 那田蜘蛛山での累との戦い、刀鍛冶の里編での時透無一郎との共闘は伊之助の野生的な強さが存分に発揮された見せ場だった。 |
| 初見インパクト | ★★★★★ | 猪の首を素手で握り潰して登場、名前を「伊之助様」と名乗るあの初登場は「このキャラは何者だ」という強烈な掴みがあった。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★☆☆ | 炭治郎・善逸と比べると単体での感動シーンは少なめで、「トリオの一員」としての人気が主体になっている印象がある。 |
| 総合点 | 20/25点 | 爆発力と親しみやすさのバランスが良いキャラ。コアファン支持でやや点が伸び悩んだが、SNS人気は本物だ。 |
伊之助の魅力は「野生児なのに純粋すぎる」というギャップに尽きます。
猪の被り物の下に、信じられないほど端正な顔が隠れているというサプライズ。あの「素顔公開」の瞬間はリアルタイムで読んでいた読者にとって本当に衝撃的だったと思うし、後からアニメで追いかけた視聴者にとっても記憶に残るシーンになっているのではないでしょうか。そこからファン層が一気に広がったのは間違いない。
一方で、善逸との絡みがないと伊之助の魅力が半減するという側面も正直あると思っています。トリオのダイナミクスの中で輝くキャラであるがゆえに、単体での感動シーンはやや少なめ。それがコアファン支持の項目で点が伸びなかった理由です。とはいえ、あのキャラを嫌いな鬼滅ファンはほぼいないのではないかとも感じています。
第6位 胡蝶しのぶ(蟲柱)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★☆ | 女性キャラの中では全編を通じて最も安定した得票数を誇る。柱の中では煉獄・義勇に次ぐ支持を集めていた。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | コスプレ人気が特に高く、蝶の意匠を取り入れた衣装の再現度の高さでSNSでの注目を集め続けている。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 童磨との死闘——自らの毒を体内に蓄積して道具として命を捧げたあの結末は、作中最大の「覚悟」シーンの一つとして語り継がれている。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 常に微笑みを浮かべながら「殺してあげます」という矛盾した言葉遣いが、第一印象から「このキャラには秘密がある」と感じさせた。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★★ | 表面の笑顔と内側の怒りと哀しみという複雑な内面を持つキャラクターとして、読めば読むほど深く好きになれる設計になっている。 |
| 総合点 | 21/25点 | 女性キャラとしての人気では作中最高峰。見せ場とキャラ設計の完成度が高く、長期ファンへの訴求力が特に強い。 |
しのぶさんの人気の深さは、「最初と最後で印象がガラッと変わるキャラ」であることが大きいと思っています。
最初は「笑顔が少し怖い人」という印象だった。しかし姉・カナエへの想い、童磨に対する積年の怒り、そして自らを毒の容器として鬼に飲み込まれることを選んだ覚悟——それらが明らかになるにつれて、あの笑顔の意味が完全に変わって見えてくる。笑顔の下に怒りを秘めていた女性、というキャラクターの読み解きが深ければ深いほど好きになれる構造は、鬼滅の女性キャラの中でも特に巧みだと感じています。
第7位 時透無一郎(霞柱)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★☆ | 刀鍛冶の里編でクローズアップされてから票が急増。「新世代推し」の象徴的な存在として若いファンから特に支持を集めた。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | 無口・天才・少年という属性の組み合わせが二次創作との相性抜群でpixivの作品数は柱の中でもトップクラスを誇る。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 黒刀の覚醒シーン、玉壺との戦いでの圧倒的な実力差の見せ方は「最年少柱の本気」として圧巻の迫力があった。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 炭治郎に対して無感情・無関心に接する姿が「なぜこのキャラはこうなのか」という好奇心を引き起こした。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★☆ | 双子の兄・有一郎との過去が明らかになるシーンで「このキャラをずっと好きでいてよかった」と感じたファンは多いはずだ。 |
| 総合点 | 21/25点 | しのぶと同点だが、SNS・二次創作での爆発力で若いファン層への訴求が際立っている。今後もじわじわ支持が伸びていくかもしれない。 |
無一郎は「刀鍛冶の里編で一番化けたキャラ」という評価が個人的には妥当かなと思っています。
序盤は無関心で冷淡な印象が強く、「なんとなく好きになれない」という声もあった。しかし双子の記憶が戻り、「有一郎にいに……」と兄の名前を呼びながら覚醒するあのシーンで、多くのファンが掌を返した。あの黒刀の輝きと記憶の復元が重なるアニメの演出は、ufotableが本気を出した名シーンの一つです。「後からじわじわ刺さるキャラ」の代表格と言えるかもしれません。
第8位 竈門禰豆子
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★★★ | 第1回・第2回ともに女性キャラ1位を獲得。主人公の妹かつ鬼という特殊な立場が幅広い読者層から支持を集めた。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | グッズ・コスプレ人気は全キャラ随一といっても過言ではなく、「口に竹を咥えた少女」は鬼滅の最も認知されたビジュアルアイコン。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★☆☆ | 血鬼術・爆血の覚醒や人間に戻るシーンは感動的だが、戦闘面での単独活躍シーンが他の上位キャラに比べると少なめ。 |
| 初見インパクト | ★★★★★ | 第1話での鬼化・炭治郎が背負って歩くシーンはシリーズ全体の根幹をなす圧倒的な導入で、視聴者の感情を一瞬で掴んだ。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★☆☆ | 「守られるヒロイン」としての立場が多く、物語後半での存在感が薄れやすい構造があることはコアファンも認識している。 |
| 総合点 | 20/25点 | 公式投票とSNSでの数字は超一流だが、見せ場の質とコアファン支持で差が出た。シリーズの顔として認知度は文句なしだ。 |
禰豆子の人気は「認知度の高さ」と「熱狂的なファンの多さ」が微妙にズレているキャラクターです。
「鬼滅の刃のヒロイン」として最も認知されているキャラクターであることは間違いない。グッズの売れ行き・コスプレ人気・公式投票の結果——どの指標を見ても上位に来る。しかし一方で、「禰豆子が単独で動くシーン」というのは意外に少ないのが正直なところです。炭治郎を守る・炭治郎に守られるという関係性の中で輝くキャラクターであるがゆえに、単体としての評価が少し下がるのはやむを得ないかもしれません。人間に戻ったあのシーンの感動は本物でしたが。
第9位 甘露寺蜜璃(恋柱)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★☆☆ | 女性柱の中ではしのぶに次ぐ得票数を誇るが、公式投票での順位としては中堅ポジション。人気投票向きのキャラではあるが票の集中が難しかった。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★★ | ピンク×緑の髪と独特の体型がビジュアル的な話題を常に呼び、コスプレ・ファンアートの数はしのぶに匹敵する水準。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★☆ | 無限城編での猗窩座との戦い、伊黒との最期のシーンは鬼滅で最も涙を誘う場面の一つとして多くのファンの心に刻まれている。 |
| 初見インパクト | ★★★★☆ | 柱合会議での初登場時、柔軟剣と圧倒的な身体能力のギャップが「この人は強いのか弱いのか」という興味を引いた。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★★☆ | 伊黒との関係性を追い続けてきたファンの「報われた」「報われなかった」という感情の揺れ動きが今もSNSで続いている。 |
| 総合点 | 19/25点 | 公式投票での数字は中堅だが、SNSとコアファンへの訴求力は上位に匹敵する。「実際の人気より低く評価されているキャラ」の代表格かもしれない。 |
蜜璃さんの人気を語るとき、伊黒小芭内との関係は切り離せません。
無限城での猗窩座戦を経て、二人が桜の下で迎えるあのラストシーン——報われなかった愛情と、それでも「好きだった」という感情の重さが、見る人の心を確実に揺さぶる。「悲しいけれど美しい」という感情の純度が高い場面で、蜜璃さんの人気が最終章でさらに上がったのはそのためではないかと思っています。戦闘シーンの派手さとは別の、静かな強度のあるキャラクターです。
第10位 宇髄天元(音柱)
| 観点 | スコア(5点満点) | 根拠・具体シーン |
|---|---|---|
| 公式投票実績 | ★★★☆☆ | 遊郭編アニメ化前後で票が急増。それまでは中位だったが、アニメの演出効果で一気に認知度が向上した。 |
| SNS・二次創作反響 | ★★★★☆ | 「派手だ」「派手に行くぜ」という台詞のミーム化がSNSで爆発的に広がった。コスプレの完成度を競う投稿も多数。 |
| 作中の見せ場・名シーン | ★★★★★ | 遊郭編での堕姫・妓夫太郎との戦いはアニメ全体でも最高峰のアクション演出。毒に冒されながらも戦い抜く姿は圧巻の一言だった。 |
| 初見インパクト | ★★★★★ | 「お前ら俺の嫁になれ」という初登場台詞の強烈さと絢爛な外見は「こんな柱がいたのか」という驚きを与えてくれた。 |
| コアファン支持の根強さ | ★★★☆☆ | 遊郭編以降の出番減少で存在感は薄れたが、「あの戦いの宇髄天元は最高だった」という記憶は多くのファンの中に残り続けている。 |
| 総合点 | 18/25点 | 「アニメで化けたキャラ」の最右翼。遊郭編の映像化によって受けた恩恵は全柱の中でも最大級だと思っています。 |
天元さんの人気は「アニメで確変した」という表現が一番しっくりきます。
原作での人気も十分でしたが、ufotableが遊郭編を手がけた際の作画・音楽・演出のクオリティが天元さんの魅力を10割増しにした。毒に冒されながら腕一本で妓夫太郎を押さえ込む場面、そして「俺は派手に生きる」という生き様——あれを映像で見せられたら好きにならない方が難しい。遊郭編放映後のSNSで「宇髄天元」がトレンド入りした夜は、アニメファンとして純粋に嬉しかったですね。
惜しくもランク外に終わったキャラたちと、採点総括表
TOP10に入れなかったものの、今回の採点で惜しいスコアを出したキャラクターも紹介しておきたいと思います。
伊黒小芭内(蛇柱)は蜜璃との関係性においてコアファンから絶大な支持を受けており、単独でのスコアも決して低くない。最終決戦での無惨戦での活躍、そして蜜璃と並んだラストシーンは「知る人ぞ知る名シーン」として語り継がれています。不死川実弥(風柱)は公式投票では中堅ながら、禰豆子との対立構造と最後の兄弟和解シーンで「完結後に株が上がったキャラ」として評価されています。
そして悲鳴嶼行冥(岩柱)。最強格の柱として戦闘スペックは全柱でもトップクラスですが、登場時期の遅さと台詞の少なさが今回の採点では響きました。「強いのに人気で過小評価されている柱」の代名詞かもしれません。
全キャラ総合点一覧
| 順位 | キャラ名 | 総合点(25点満点) |
|---|---|---|
| 1位 | 煉獄杏寿郎 | 24点 |
| 2位 | 竈門炭治郎 | 23点 |
| 3位 | 我妻善逸 | 22点 |
| 4位 | 冨岡義勇 | 22点 |
| 5位 | 嘴平伊之助 | 20点 |
| 6位 | 胡蝶しのぶ | 21点 |
| 7位 | 時透無一郎 | 21点 |
| 8位 | 竈門禰豆子 | 20点 |
| 9位 | 甘露寺蜜璃 | 19点 |
| 10位 | 宇髄天元 | 18点 |
※5位・8位の伊之助と禰豆子は同点のため、作中での単独活躍シーンの多さを加味して伊之助を5位としています。同様に6位・7位のしのぶと無一郎も同点で、コアファン支持の長期安定性を根拠にしのぶを上に置きました。
まとめ——鬼滅の刃は「人気の理由」が一つではない作品
今回のランキングを通じて改めて感じたのは、鬼滅の刃の人気キャラクターたちはそれぞれ全く違う理由で愛されているということです。
煉獄さんのように「死によって神格化されたキャラ」、炭治郎のように「長く広く支持され続けるキャラ」、善逸のように「ネタ人気と感動が共存するキャラ」、義勇のように「誤解されたまま愛されるキャラ」——同じ「人気」という言葉でも、その内実はまったく異なる。それぞれの愛され方の違いを理解すると、この作品の人気の底の深さが改めてわかってきます。
今回の採点に異論がある方、「自分の推しが過小評価されている」と感じた方——ぜひコメントで意見を聞かせてください。ランキングは議論が起きてこそ面白いと思っているので。
また、各キャラの強さを「戦闘力・呼吸の習熟度・上弦撃破実績」でランキングした鬼滅の刃 最強キャラランキングの記事も近日公開予定です。人気ランキングとは違う顔ぶれになりそうで、今から楽しみにしています。あわせて読んでいただけると嬉しいです。

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